エジソン箸は、「癖がつくからよくない」と耳にした方も多いのではないでしょうか。
実際に使ってみてお箸の練習のスタート期にぴったりだと感じました。
子どものお箸トレーニングで悩んだ体験をもとに、
エジソン箸のデメリットとメリットや、実際に使って感じたことをまとめました。
エジソン箸のデメリット・メリット
エジソン箸のデメリット
エジソン箸を使って感じたデメリットは、次の3つです。
エジソン箸は、親指・人差し指・中指の位置に、指を通す輪っかがついたお箸です。
親指に力を加えなくても物をつかむことができ、実際のお箸の操作と違うという意見があります。
手をグーパーするだけで、箸が勝手に動き、持ち方に癖がついてしまうことがあります。
エジソン箸のメリット
エジソン箸のメリットは、親が初めて子どもにお箸を教えるときに教えやすい点です。
子どもが使うときも、指の位置が分かりやすかったりとお箸の導入が簡単です。
エジソン箸を実際に使って感じたこと
ご参考になるかは分かりませんが、我が家では、1歳半からは「エジソン箸(Baby)」。
2歳半からは「ののじのお箸」を使っています。
時系列にすると以下です!
- 1歳半エジソン箸(Baby)使い始める
- 2歳頃エジソン箸とスプーンを併用
- 2歳半ののじ(はじめてのちゃんと箸SS)へ切り替え
それぞれ深堀りします。
1歳半…エジソン箸(Baby)使い始める
まずは、遊びの中からエジソン箸を取り入れました。
フェルトのポンポン(↑こんな感じのやつ)を、
お皿からお皿へと移し替えるゲームから始めました。
娘は楽しそうにエジソン箸を使っており、簡単にお箸の練習をスタートすることができました。
マナー豆や、おままごとセットをつまむなどの方法もあります!
2歳…エジソン箸とスプーンを併用
この頃は、エジソン箸とスプーンを併用して食事をしていました。
癖がつくのを防ぐため、感覚をつかんだら早めに次のステップへの移行がおすすめだと感じました。
始めはこぼしたりする事も多いので、
お子さんの機嫌が良いときに進めてみてくださいね!
ののじ(はじめてのちゃんと箸SS)へ切り替え
ののじを選んだ理由としては、食洗器の使用OK・普通のお箸としても使うことができる為です。
(上部や、真ん中を結んだ2か所のカプラは取り外しOK)
お箸を持つ場所が分かりにくいと思いますが、
親指の位置に輪ゴムを巻いてあげると分かりやすいです。
お箸の選び方(補足)
使いやすい箸の長さは、手のひら(手首~中指の先)の長さ+3~4cmとされています。
娘の場合、手のひらの長さが11㎝でした。
14~15㎝のお箸が扱いやすいということになります!
長さや、右利き・左利き用など種類が豊富にありますので、
お子さまの成長に合ったお箸を見つけてみてくださいね。
お箸の練習はいつから?
お箸の練習を始めるタイミングは、お子さま一人ひとりの発達や、成長の段階によっても異なります。
年齢よりも、手首や指の発達を目安にするのがおすすめです。
一般的な目安として、ポイントを3つご紹介します。
大人の真似をしたがったら
大人がお箸で食事している様子を見て、使ってみたいという意欲が出てきたら、
お箸の練習を始めるチャンスです。
マナー豆やおままごとセットを使って、まずは遊びから取り入れるのもいいですね。
兄弟や姉妹、同じ年齢の友達の影響
子どもは、周りの環境や同じくらいの年齢の友達、兄弟や姉妹の影響を受けやすいです。
保育園などで、同じ年齢の子がお箸を使っている場合、それを見て興味を持つことがあります。
手首や指の力が発達してきたら
お箸が使えるようになるには、手首や指の機能が、ある程度発達している必要があります。
目安として「ピースサインが出来る」
「スプーン・フォークを3本の指でしっかり持てる」などがあります。
お箸の練習を始める前に!まずはスプーンの持ち方をおさらい
お箸の練習を始める前に、身につけておきたいのがスプーンの3点持ち(鉛筆握り)です。
親指・人差し指・中指の3本を使ってスプーンを握ります。
イラストだとこんな感じです。
スプーンの3点持ちについては、千葉市役所さんのホームページに詳しくポイントがまとめられていました。
ぜひご参考にしてみてください!
»「スプーンが正しく持てるようになるまでの配慮とポイント」(千葉市役所:保育所食育サイト)
まとめ
今回は、「お箸の練習を始める時期と進め方」についてご紹介してきました。
お箸の練習に正解はありませんが、エジソン箸でお箸の感覚をつかんだあと、
補助箸や、ののじのお箸に切り替えることで、よりスムーズにお箸の使い方が身に付くのではないでしょうか。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました!
参考:向井由紀子,橋本慶子「ものと人間の文化史 102 箸(はし)」
千葉市役所:保育所食育サイト「スプーンが正しく持てるようになるまでの配慮とポイント」,「正しい箸の持ち方」
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