寝る前に、絵本を読み聞かせする効果って?
おすすめの絵本も教えて!
寝る前に絵本を読み聞かせることは、子どもの発達や心理的な面に良い影響を与えると言われています。
それでは、早速ご説明します。
寝る前の絵本の読み聞かせが与える3つの効果
睡眠の質を上げる
寝る前に絵本を読み聞かせることは、子ども達の安眠につながります。
穏やかで優しい声の読み聞かせは、お子さんをリラックスさせ、安心感を与えます。
習慣化による、寝かしつけ時間の短縮
習慣化することで、絵本を読み始めると眠る癖がつき、寝かしつけ時間を短くすることができます。
言語能力の発達を促進
人は寝る前に見たり聞いたりした出来事を、睡眠中に記憶に定着させやすいです。
絵本には豊かな表現が含まれており、これが子ども達の表現力や想像力の向上につながります。
この他に、親子のコミュニケーションが深まり、お子さんの情緒の安定につながる効果もあります。
寝る前の絵本の読み聞かせはいつから?
寝る前の絵本の読み聞かせは、いつ始めても問題ありません。
生後3~4カ月や、生後5~6カ月など、絵本の読み聞かせを始めた時期には、色々な声があります。
絵本の内容が理解できなくても、保護者の声を聞くことで、安心感を与えることができます!
寝る前に読むのに向いている絵本は?
長さや量が丁度よい
忙しい毎日のなか、読み聞かせの時間を作るのは大変なもの。
内容も重要ですが、短い絵本を選ぶと、保護者の負担も軽く、読み聞かせが続けやすいです。
感情が大きく揺さぶられない
ゆったりしたトーンで進むお話や、「おやすみなさい」などのフレーズで終わる絵本は、そのまま寝かしつけに移行しやすいです。
更にハッピーエンドなら、楽しい気持ちのままぐっすり眠れそうですね。
ワクワクする冒険のお話など、お子さんが興奮したり、大笑いするような内容の絵本は、寝る前には向いていません。
寝る前におすすめの絵本5選
ねむねむごろん
作:たなかしん
出版社:KADOKAWA
対象年齢:0歳 ~ 2歳
ふんわりしたタッチの絵が、かわいらしいこちらの絵本。
繰り返しのフレーズや、心地よいオノマトペがお子さんの眠気を誘います。
程よい長さで、保護者が負担なく読める点も嬉しいです。
3ぷんでねむくなる絵本
作:のぶみ
監修: 竹内エリカ
出版社:東京ニュース通信社
物語は、男の子がママに絵本を読み聞かせる形で進みます。
一緒にあくびをしたり、伸びをしたり。
読んでいてリラックス出来るので、お子さんと一緒に、大人も眠くなってしまうかもしれません。
ノンタンおやすみなさい
作・絵:キヨノサチコ
出版社:偕成社
対象年齢:3歳 ~
ノンタンシリーズ大好きな娘が、寝る前によく持ってきます。
イラストが可愛いので、保護者も楽しんで読むことが出来ると思います。
対象年齢は3歳からですが、内容が難しくなく、赤ちゃんからでも十分楽しめます。
おやすみなさいの1分絵本
監修/清水 悦子
出版社:ポプラ社
対象年齢:1歳 2歳
1分で読める短いお話が、12話収録された絵本。
「今日はこれにしよう」など、お子さんとコミュニケーションを取りながら、お話を選ぶのも楽しそうですね。
おやすみ、ロジャー 魔法のぐっすり絵本
著: カール=ヨハン・エリーン
監: 三橋 美穂
出版社: 飛鳥新社
寝かしつけのために作られたこちらの絵本。
科学的な効果が認められており、「たった10分で、寝かしつけ!」のキャッチコピーが目を引きます。
ボリュームがあるので、時間のがあるときにゆっくり読んであげたい絵本です。
さいごに
寝る前に絵本を読み聞かせることは、子ども達の発達にさまざまな良い影響を与えます。
具体的には、言語能力の発達促進、睡眠の質の向上、習慣化による寝かしつけ時間の短縮などの効果があると考えられています。
この記事が、お子さんの成長の一助となれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
【参考文献】
・ベネッセ 教育情報サイト .“子どもの寝かしつけに「読み聞かせ」の効果を出すために守るべきポイントとは?“https://benesse.jp/kosodate/202010/20201027-3.html(2024.2.10)
・宮崎 総一郎. “小児の睡眠健康指導” 2018.J-STAGEhttps://www.jstage.jst.go.jp/article/shonijibi/39/3/39_207/_pdf(2024.2.10)
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