1歳半といえば、特に手のかかる時期。
親の立場からすると、お手伝いしてもらうより、自分でやったほうが早いと思いますよね。
しかし、自我が芽生え、色々なことに興味を持ち始めるこの時期は、お手伝いをスタートするチャンスでもあります。
この記事は、1歳半のお子さんに出来るお手伝いや、お手伝いをしてもらう際のメリット・注意点をまとめました。
ぜひ簡単な内容から試してみてくださいね。
1歳半ってこんな時期
![電球やクエスチョンマークのイラストが描かれた画像](https://kosodate-lulu.com/wp-content/uploads/2024/03/1476831_s-1-1.jpg)
- 歩行が安定してきて、走り回ることができる
- いくつかの単語を理解し、話すことができる
- 簡単な指示や質問に反応する
- スプーンやフォークを使い自分で食べようとする
![](https://kosodate-lulu.com/wp-content/uploads/2023/10/3-1-300x300.png)
とはいえ、これらはあくまで目安。
発達には、個人差があります。
この通りでないからといって、大きな問題にはなりません。
お手伝いをしてもらうことで得られるメリット5つ
![白いドアと茶色の犬の近くで寝そべる赤ちゃん](https://kosodate-lulu.com/wp-content/uploads/2023/12/picsea-EScCHx_ZR8Y-unsplash-1024x684.jpg)
子どもにお手伝いをしてもらうメリットを以下にまとめました。
自己肯定感の向上
お手伝いを通じて成功体験を積むことで、自己肯定感が向上します。
自分で何かを成し遂げることは、お子さんが自信をつけるきっかけになります。
自己肯定感とは、ありのままの自分を肯定する感覚です。他人と比較するのではなく、自分を認め、尊重し、自己価値を感じることができる心の状態を指します。
責任感を育む
お手伝いを通じて、自分の行動が周りに与える影響を学びます。
物を片付けたり、手伝ったりすることで、責任感を育むことができます。
親子の絆を深める
一緒にお手伝いをすることで、親子の絆が深まります。
作業やコミュニケーションを通じて、信頼関係を築くことができます。
基本的な生活スキルを身に付ける
お手伝いを通じて、基本的な生活スキルを身につけます。
片付けや食事の準備などの日常的な活動を通して、自分でできることを増やしていきます。
集中力の向上
お手伝いに取り組むことで、子供の集中力を養います。
手指を動かすことは脳にも刺激を与えるため、脳機能の発達にも役立ちます。
![](https://kosodate-lulu.com/wp-content/uploads/2023/10/5-1-300x300.png)
無理強いはせず、ぜひ楽しい雰囲気で進めてみてくださいね。
お手伝いしてもらう際の注意点5つ
![机の上に本やリンゴ、アルファベットが置かれた画像](https://kosodate-lulu.com/wp-content/uploads/2023/11/element5-digital-OyCl7Y4y0Bk-unsplash-1-1.jpg)
1歳半ごろのお子さんにお手伝いをしてもらう際は、発達や安全を考慮した上で、慎重に取り組むことが大切です。
お手伝いしてもらう際の注意点を、以下にまとめました。
安全を第一に考える
使う道具や素材は安全であることを確認しましょう。
尖っているものや小さな部品は避け、子供が誤って取り扱うことのないようにします。
簡単なことから始める
子供の発達段階に合わせ、簡単で取り組みやすいお手伝いから始めましょう。
例えば、おもちゃを片付ける、絵本を選ぶなどがおすすめです。
楽しさを重視する
お手伝いを楽しい経験にすることが大切です。
ゲームのような形で取り組んだり、ポジティブな雰囲気を作りましょう。
親が手本になる
親が手本を見せることで、子供は真似をして学ぶことができます。
まずはパパやママがやってみて、やり方を見せてあげましょう。
手助けを惜しまない
手伝ってくれることは素晴らしいですが、完璧である必要はありません。
何でも手助けしてしまうのは考え物ですが、
時にはサポートしながら一緒に作業することも大切です。
![](https://kosodate-lulu.com/wp-content/uploads/2023/10/5-1-300x300.png)
お手伝いをしてくれた時は、「ありがとう」を伝えましょう。
お子さんにとって励みになり、また頑張ろうという気持ちになります。
1歳半にも出来るお手伝い7選
![おもちゃや絵本に囲まれて座る男の子の画像](https://kosodate-lulu.com/wp-content/uploads/2023/10/yuri-shirota-p0hDztR46cw-unsplash-2-1-1024x679.jpg)
おもちゃの片付け
遊んだおもちゃを一緒に片付けます。
「これを入れてみよう」など声をかけながら、おもちゃ箱やかごに戻します。
お着替え
着替えの際に、服を取り出す手伝いをしてもらったり、脱いだ服を洗濯かごへ入れたりすることができます。
絵本を選ぶ
本棚から、好きな絵本を選びます。
「どれが読みたい?」と選んでもらうことで、自分で選ぶ楽しさを味わいます。
![](https://kosodate-lulu.com/wp-content/uploads/2023/10/5-1-300x300.png)
読み聞かせにおすすめの絵本は、次の記事でご紹介しています。
1歳頃から楽しめる絵本もありますので、ぜひご参考にしてみてください!
ごみ捨て
紙ゴミなどをゴミ箱に捨てるお手伝いです。
まず親がやり方を見せてから、子供が真似をする形で行うと理解しやすいです。
料理
キャベツなど、柔らかい野菜をちぎることができます。
野菜をボウルに入れてもらったり、混ぜたりするのもおすすめです。
洗濯物を畳む
タオルなど、畳みやすいものからお願いしてみましょう。
きれいにたためなくても問題ありません。
布団を整える
朝起きた時や、寝る前に布団を整えるお手伝いをお願いしてみましょう。
シーツを引っ張ったり、枕を整えたりすることができます。
さいごに
![机に眼鏡や文房具が置いてあるアイキャッチ](https://kosodate-lulu.com/wp-content/uploads/2023/10/e22bc02c53f9c06510a1c5f76c45a9e0-1-1024x538.jpg)
お手伝いは、お子さんの発達を促進するだけでなく、親子のコミュニケーションを豊かにする効果もあります。
お子さんが自分でできる範囲で、楽しさを重視してお手伝いを進めてみてくださいね。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました!
参考:東京都教育委員会.<参考> 0歳児から2歳児の発達過程.2023.12.31
コメント